最近の柱は細すぎるという人がいるが、ただ太ければよいというものではない。柱の太さは、建物の種類とどのような屋根葺きをしているかで決まるのだ。見た目で柱が細すぎるとか太いとかを判断するのは誤りである。最近は、「三五角」といって三寸五分角の細い柱をよく見かける。壁や屋根が軽いなら、必要以上に太い柱を使う必要はない。逆に、構造上、壁や屋根が重くなることがある。そんな場合には、太い「四寸角」の柱を使うことになる。一般の二階建て住宅なら、一階の柱の太さは土台の上から桁または胴差しの下までの柱の長さの28分の1である。これが柱の四角い断面の一辺の長さだ。また、二階の柱は一階分の重量を支える必要がない分だけ細くてもよい。この場合、胴差しまたは桁の上から二階の桁までの長さの30分の1である。この太さ以上あれば合格だ。柱として使う材木は、自然に生えていた状態で使うのが一般的だ。つまり、木の根元近くだった部分が下になり、木の上だった部分が柱の上になるわけである。上下を逆に立てるのを「さか柱」あるいは「さか木柱」といって縁起をかつぐ人は嫌う。
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