たとえば、蓄熱基礎工法だけではなくて一般の基礎を採用する場合でも、床面の剛性を確保するのは、建築業者として当然のことだと思うのですが、現実はどうも違うようです。よく家をつくるにあたって、「ここにピアノを置きたいから」「本棚をつくるから」と床の補強をする会社が多いのですが、私から言わせればおかしな話です。補強しなければならないような弱い床をなぜつくるのでしょうか。これでは補強した場所にしか、ピアノや本棚を置けないことになりませんか。
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家の寿命が尽きるまで、他の場所に重いものを置けないではありませんか。生活の変化はこれからますます多くなるでしょう。その変化に一切対応できない住宅が、果たして「いい家」だと言えますか。そうとは思えません。