不動産の価格は他の商品と同じように、基本的には供給関係によって決まっていきます。多くの相場が形成されていきます。しかし、不動産の価恪は一時的に金融によって大きく歪められることがあります。その歪みによって、取引の当事者が誤ってしまいます。一九八〇年代後半に発生したバブルは、金融の過剰流動性が原因です。このバブルが九〇年に破裂すると、激しい資産価格の下落が続き、日本経済は長期低迷に陥りました。長期低迷から脱するために、その後、超低金利と大幅な金融緩和が続き、金余り状態が醸成されました。そこに外国資本の参入などもあって、不動産市場は再びバブルを経験しました。いったんバブルが発生すると、「相場」という価格は吹き飛び、予想をはるかに超えた取引価格が生まれていきます。
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