最近の一戸建て住宅の需要のなかで特徴的なことは、建替え住宅の急増である。戸数ではすでに充足しているわが国の住宅事情のなかでは、住宅の質的向上が強く求められており、それに伴って起こったのが、戸建て住宅の分野における建替え需要、集合住宅(マンション)の分野では買替え需要である。とくに一戸建て住宅では、戦後、昭和二十五年ごろから三十年代にかけて数多くのものが建設され、すでに三〇〜四〇年を経過したものが多くなってきている。
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こうした傾向は在来木造住宅に著しいが、とくにプレハブ住宅の供給側では、建替え需要にターゲットを当て、住宅供給活動を推進する傾向が強くなってきている。公庫・個人住宅建設資金を利用した人のうち三七・五%が建替えによる住宅建設であり、新しく建てられる戸建て住宅の三分の一以上が建替え住宅となっている。大都市周辺ではこの傾向はさらに高く、たとえば首都圏ではプレハブ住宅の六〇〜七〇%、東京都内では八〇%前後が建替え需要といわれるほどである。建替え需要が増加するとプレハブ住宅とその業界にどんな影響をもたらすか。